2013年2月1日金曜日

少女を護るため少年は戦う。「放課後ライトノベル」第115回は『落ちこぼれの竜殺し』を紹介_2

。自分の記憶を揺さぶる,ある少女を護るために。 ●過酷な訓練や逆境を,煩悩で乗り切れ!?  新入生160人中159位という低成績で入学した零士だが,入学早々,とある少女の指名によって,aion RMT,彼女が率いるチームの一員となる。少女の名前は,杵築弓美香(きづきゆみか)。開校以来の才媛とうたわれる天才にして,クシナダ財団の関係者でありそして何より,零士の記憶を強く揺り動かす,まさにその相手だった。彼女のもと,零士は3人の同級生と共に,竜鱗機(プラウダー)と呼ばれるパワードスーツをまとい,竜と戦う力を身につけるための訓練に明け暮れる。  零士とチームを組む,弓美香以外の3人男装の少女レティシア?ベラスケス,レティシアの妹にして飛び級で入学した秀才リタ?ベラスケス,零士を又従兄弟と呼ぶお調子者?竜崎忍(りゅうざきしのぶ)は,いずれも成績優秀,あるいは一芸を持った連中ばかり。その中にあって真の落ちこぼれである零士は竜鱗機の扱いにも四苦八苦する。そうした中,入試主席のエミリー?グラントを始めとする,成績上位者で構成されたチームとの因縁が生まれてしまい……。  早くも前途多難といった様子の零士の学園生活だが,意外に本人に悲壮感は少ない。巨乳の弓美香を筆頭に,美少女に囲まれた環境で年相応の劣情を隠さないのは,いかにも年頃の少年といった趣でかえって好感が持てる。しかも竜鱗機はや,のような外装に,「マブラヴ」ののようなインナーという,お子様には目の毒仕様。もちろんラッキースケベもあるよ! やったね零士! ●死と隣り合わせの青春。少年たちの向かう先は  そんなこんなで,何やかやと学園生活をエンジョイしている零士だが,のほほんと過ごしてばかりもいられない。そもそも学園の目的は「竜と戦う戦士を育てる」こと,rmt。生半可な覚悟では,人間が到底及ばないほどの強さを誇る竜には対抗できないのだ。  それを象徴するのが,学園内では兵器の運用と生徒の殉職が認められていることだ。竜と戦うには,訓練相手を殺し,自身も殺されるくらいの覚悟がなくてはならない。まだ幼い少年少女たちが向き合うには重すぎるその決意を,学園生活の中で零士は否応なく試されることになる。  そして,そんな零士たちが実戦の場に飛び出していくのは,決して遠い日のことではない。竜との戦いが終わった現在,世界では竜槍師団と呼ばれる,竜を信奉するカルト集団が暗躍しており,人々の生活を脅かしている。それは決して誇張ではなく,現実に零士たちの目の前にある脅威として登場してくるのだ
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